「インテリアコーディネーター」としての原点|暮らしに寄り添う空間づくり


私の原点は "人の暮らしに寄り添う喜び"

 

 

 インテリアコーディネーターという仕事は、単に空間を整えるだけではなく

 そこに暮らす人の想いや人生に寄り添う仕事です


 図面や素材だけでは表せない“想い”があります
 私がインテリアコーディネーターを志したのは、その想いを形にする喜びを知ったからです

 きっかけは、あるご夫婦との出会い
 「住まい」ではなく「暮らしそのもの」を見つめ直す大切さを教えていただいた出来事です

 

 

心を動かされたのは "人の想いが宿る空間づくり" だった

 

 もともと私は、建築とは無縁の業界から転身した30代半ばの新人でした
 右も左も分からず、リフォーム営業職として飛び込み
 業界用語すら理解できない日々

 それでも——
 「半歩でもいい、とにかく前に進もう」

 この思いだけを支えに、ひたむきに走り続けました

 そんな日々の中、あるご夫婦と出会います
 この出会いが私の人生を変えるきっかけとなったのです


ご夫婦とのリノベーションが転機となった

 
 
  

 

 

 そのご夫婦は、LDKや水廻りを中心に
 住まい全体のリノベーションをご希望されていました

 奥様は病気の治療を続けながらも、何度も打ち合わせに足を運んでくださり

 「打ち合わせが楽しい」と笑顔でおっしゃってくださいました

 通常ならコーディネート担当は別のスタッフが受け持つところ、

 ご体調を考慮し、私自身が設計からインテリアコーディネートまで一貫して担当しました

 造作家具、タイル装飾、照明の配置…
 ひとつひとつを奥様と一緒に決めていく時間は

 まるで、自分自身もその家に暮らしているかのような感覚でした

 「インテリアコーディネートを一生の仕事にしたい」

 そう強く心に刻まれた瞬間でもありました


 この出会いこそが、私の人生のターニングポイントです

 

 

初心を忘れず、暮らしの「今」と「これから」に寄り添い続けたい

 

 



 あれから17年

 今でもお住まいに伺うたび

 「友人を招くのが楽しいの」と微笑む奥様に出会うと、原点の想いが蘇ります

 インテリアコーディネートとは
 空間を整えることだけではなく、暮らしに寄り添い「想い」を形にしていくこと

 完成の瞬間は、自分のことのように嬉しく喜びが溢れてきます
 
 そして
 年月とともに住まいが家族の想いと彩(いろどり)を重ね
 少しずつその人らしい空気をまとっていく——

 その変化を見届けられることも、何よりの喜びなのです

 初心を忘れず
 これからも心に響く空間を、ひとつひとつ丁寧に届けていきたいと思います